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tanba News丹波篠山市観光協会が「ぼたん鍋」をテーマに応募した取組が、持続可能な観光の国際的な優良事例を選ぶ 「Green Destinations Top 100 Stories 2026」 の Culture & Heritage(文化・遺産)部門 に選ばれました。丹波篠山市が 2026年10月30日 にプレスリリースで発表しています。応募の中身は、2021年の豚熱で地元の猪肉が出せなくなったあとも、ぼたん鍋を地域の食文化として伝え続けてきたことです。この記事は市と観光協会の発表、文化庁の公開資料をもとにまとめたもので、現地で食べて確かめたものではありません。
選ばれたのはどんな賞か
Green Destinations はオランダを拠点とする非営利団体で、観光地の認証制度も持ち、GSTC(Global Sustainable Tourism Council)に認定された認証機関の一つです。Top 100 Stories はこの団体が毎年行うプログラムで、世界各地の観光地から持続可能な観光の取組を「ストーリー」として募り、 100件 を優良事例として選んで公表しています。
ただし、選ばれたことは認証を取ったこととは別です。市と観光協会の発表にも、Top 100 Stories への選出は Green Destinations の観光地認証の取得を意味しないと明記されています。

豚熱のあと、何を発信してきたか
文化庁の「100年フード」の紹介によると、ぼたん鍋は丹波篠山が発祥とされ、明治時代からもてなしの料理として食べられてきました。 令和3年度 に「近代の100年フード部門(明治・大正に生み出された食文化)」で認定され、 有識者特別賞 も受けています。このときの申請も丹波篠山市観光協会でした。
2021年、市内で野生イノシシの豚熱感染が確認され、市内で捕獲された猪肉の流通が制限されました。この制限は今も続いていて、2026年も3月と5月に感染したイノシシが見つかっています( 京都府の家畜衛生情報 )。市内の料理店は、制限のかからない地域や他県、飼育施設の猪肉を仕入れてぼたん鍋を出しています。
地元の猪肉が使えなくなってから、観光協会はぼたん鍋の価値を猪肉の産地だけに置かず、味噌、出汁、冬野菜、山椒、料理人の技、猟師や農家とのつながりまで含めた食文化として発信してきたと説明しています。
冬の丹波篠山で食べるなら
観光協会は今回の選出を、食文化の継承や里山と食のつながりの発信に加え、 秋に集中する観光需要の冬への分散 に役立てるとしています。
文化庁の紹介では、ぼたん鍋の旬は 12月〜3月 です。冷凍技術の発達で一年中出す店もあり、市内では 約40店舗 の飲食店がぼたん鍋を出しています。出汁や味噌は店ごとに違い、薄切りの猪肉を牡丹の花のように盛って野菜と煮込むのが基本の食べ方です。
城下町の料理旅館「近又」もその一軒で、 2026年10月1日にリニューアルオープン しました。旬の始まる12月まで、あと1か月です。





