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tanba News丹波篠山の城下町で 1609年 から旅人を泊めてきた料理旅館「近又(きんまた)」が、5か月の改装を終えて 2026年10月1日(木) にリニューアルオープンします。 運営は神戸市中央区に本社を置くジーライオングループ。 ぼたん鍋発祥の宿の一つとされる全6室の宿で、客室と料理コースを刷新し、コンセプトを「歴史と自然に抱かれる、静かな贅沢」に据えました。 ぼたん鍋の季節を目前にした再開です。
刷新されるのは客室と料理コース
発表によると、今回のリニューアルは館内施設と「ブランド体験」の両方が対象です。
客室は「静けさ、余白、時間の流れ」を五感で表す空間に作り直したとしています。 客室数は改装前と同じ全6室で、規模を広げる改装ではありません。

料理は、この宿で生まれたぼたん鍋を主軸に、歴史と伝統をたどる「ストーリー仕立て」のコースを新たに出します。 リニューアル後のコース名と価格は発表時点で公開されていません。 改装前の公式サイトでは、通年のぼたん鍋お食事コースが 13,200円(税込) から、最上級ロース肉のコースが13,950円、猪肉塩焼き付きの「極」が16,500円でした。


「近江屋又兵衛」から400年
近又の始まりは、徳川家康の命で篠山城が築かれた慶長14年(1609年)と同じ時期に開業した「近江屋」です。 当主は代々「近江屋又兵衛」を名乗り、明治の初めごろに屋号を「近又」に改めました。 公式サイトによると現在の当主で15代目にあたります。
宿の名を有名にしているのは、木戸孝允が桂小五郎を名乗っていた時代に「好きなお菊と丹波篠山郷近又に宿る」と日記に書き残していることです。 昭和54年(1979年)には浩宮徳仁親王(現在の天皇陛下)が宿泊してぼたん鍋を食べており、旧館2階の「丹波」がその部屋だと公式サイトは紹介しています。 旅館中央の階段と玄関先の天井は創業当時のままで、ロビーには歴代当主が集めた丹波焼と王地山焼が並ぶ、と公式サイトは案内しています(改装後もそのままかは発表されていません)。
ぼたん鍋の味噌だしは、10代目の当主が猪肉に合う味噌を研究して作ったと公式サイトに記されています。 今回の発表資料は「発祥の宿のひとつ」、公式サイトは「発祥の宿とも言われております」という書き方で、近又自身は唯一の元祖とは名乗っていません。

神戸の自動車ディーラーが老舗旅館を運営している
ジーライオングループは1986年創業、BMWなどの輸入車ディーラーを核にした神戸の企業で、本社は中央区新港町にあります。 近年は飲食、宿泊、ブライダルへ事業を広げており、近又の運営もその一つです。 神戸の会社が運営する宿として、神戸からは車でも電車でも日帰り圏内にあります。
10月1日という再開日は、丹波篠山の秋の食材が出そろう時期と重なります。 公式サイトの2025年シーズンの記載では、国産松茸の会席を10月10日〜11月16日に、ジビエ料理付きのぼたん鍋コースを10月1日〜3月31日に出していました。 リニューアル直後の10月は、松茸と猪の両方が並ぶ短い期間にあたります。
施設情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 料理旅館 近又(きんまた) |
| リニューアルオープン | 2026年10月1日(木) |
| 住所 | 兵庫県丹波篠山市二階町81番地 |
| 電話 | 079-552-2191 |
| 食事営業時間 | 昼 11:00〜15:00(L.O. 12:30)/夜 17:00〜21:00(L.O. 18:30) |
| チェックイン/アウト | 15:00〜17:30/10:00 |
| 客室数 | 全6室 |
| 駐車場 | 無料4台 |
| 公式サイト | 丹波篠山 近又 |
宿泊予約は公式サイトのほか、楽天トラベルにも掲載があり、ぼたん鍋付きの宿泊プランが並んでいます。
丹波篠山 近又の宿泊プラン(楽天トラベル)
アクセス
車は舞鶴若狭自動車道「丹南篠山口IC」から約3km。 公共交通はJR福知山線「篠山口駅」からバスで約15分です。





