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chuo Newsおかきの「朝日あげ」「華麗満月」で知られる 播磨屋本店(本社・朝来市生野町)が 9月18日、公式サイトのトップに「聖なる廃業のお知らせ」を掲出しました。 2027年(令和9年)3月末日 で、直売店と通販の全営業を終了するとしています。 兵庫県内の直売店は神戸元町店(栄町通、南京町のすぐ南)、姫路店、生野本店、豊の岡工園店の4店で、いずれも対象です。
公式サイトの告知
告知は「令和8年9月吉日」付で、代表の播磨屋助次郎氏の名前で出ています。 廃業の理由は、同氏が掲げる「人類根本救済」の始動に必須の「不肖播磨屋助次郎と徳仁今上天皇の合体合一」を実現するため、と書かれています。 「全人類最高の知性」が「商売人」では困る、急ぎ「自然人」に返ってほしいと天皇から暗に要請されている、というのが同氏の説明です。 売上や後継者、原料高といった経営上の事情には触れていません。
同じサイトには、代表の思想を記した「救世手紙」や論文、東京都心で運行しているという街宣トレーラーの写真が並んでいます。 2025年には廃業に備えて一般財団法人「覚者播磨屋助次郎令和救世会」を設立したと、プロフィール欄にあります。
閉店する兵庫県内の4店
公式サイトの店舗案内から、兵庫県内の4店を抜き出しました。 営業時間と定休日は6店共通で、10時〜18時、木曜定休です。
| 店舗 | 住所 | 最寄り |
|---|---|---|
| 神戸元町店 | 神戸市中央区栄町通1-2-7 大同生命神戸ビル1F | JR・阪神元町駅から南京町方向へ徒歩4分 |
| 姫路店 | 姫路市市之郷町1-27 | 神姫バス日出町車庫正門前 |
| 生野本店 | 朝来市生野町円山字京田30 | 播但道生野北第2ランプすぐ |
| 豊の岡工園店 | 豊岡市神美台1-1 | 豊岡中核工業団地内 |
告知は店名を挙げず「直売店・通販ともに全ての営業を終了」と書いているので、大阪の江坂店と天王寺店も同じ扱いになります。 東京店は2023年11月末に先行して閉店しており、店舗案内ページに残る2023年9月30日付の挨拶文では、街宣活動の影響による人手不足を理由に挙げていました。
神戸元町店は栄町通に面した大同生命ビルの1階で、南京町の南側の門を出てすぐの並びです。 元町駅から南京町を抜けてメリケンパーク方面へ歩く途中にあり、観光のついでに土産を買う立地でした。 公式の直売店は神戸市内ではここだけです。
いつまで買えるか
告知にある終了日は3月末日で、店ごとの最終営業日は9月18日時点で個別には示されていません。 通販も同時に終わるので、廃業後に取り寄せる手段はなくなります。
在庫の見通しや閉店セールについての記載もありません。 代わりに掲出されているのは値上げの告知で、うるち米ともち米が相次いでほぼ2倍に値上がりしたとして、全商品を10%、さらに10%(一部15%)引き上げた経緯が書かれています。 国産一等米の新米だけを使う方針を続けてきたことも、そこに記されています。
創業1862年、2018年度は売上42億円
播磨屋本店は文久2年(1862年)創業と伝えられ、現在の株式会社は1986年に播磨屋助次郎氏(本名・阿野拓夫氏)が設立しました。 神戸新聞が報じた帝国データバンク神戸支店の調べでは、2018年度の売上高は42億円で無借金、米菓では県内トップの規模です。
2008年ごろには、おかきとお茶を無料で出す「フリーカフェ播磨屋ステーション」を各地に開いて話題になりましたが、2010年までに全店を閉じています。 その後は代表の思想を前面に出した広告や街宣が知られるようになり、2023年の東京店閉店を経て、今回の全店廃業に至りました。
告知が挙げる理由は経営ではなく、代表が商売をやめて「自然人」に返るためです。 終了日は2027年3月末日で、それ以降は店頭でも通販でも買えなくなります。











