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hyogo News神戸・新開地の和菓子店「 福進堂 」が、新開地本店を 2026年9月30日(水) で移転すると発表しました。7月14日(火)に公式Instagramへ投稿された告知です。
閉店ではありません。移転先は 同じ兵庫区 。ただし告知の時点では「仮移転」で、場所も移転後の営業開始日も公表されていません。詳しくは移転が近づいてから知らせるとしています。
新開地本通りのあの店構えで買えるのは、あと2か月ほどということになります。
発表で分かったこと、まだ分からないこと
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 移転日 | 2026年9月30日(水) で新開地本店の営業を終える |
| 移転先 | 同じ兵庫区内 。具体的な場所は未公表 |
| 移転の性格 | 仮移転 。その後の予定は示されていない |
| 移転後の営業開始日 | 未公表(移転が近くなってから告知) |
| 告知 | 2026年7月14日(火)公式Instagram |
昭和8年、兵庫大仏の前から始まった
告知の投稿によれば、福進堂の始まりは 昭和8年(1933年) 、兵庫大仏(能福寺)の前でした。新開地に移ったのが 昭和23年(1948年) で、そこから 78年 をこの場所で過ごしたことになります。

ただし、創業のころに店の前にあった大仏は今のものではありません。 兵庫大仏 は1891年に建てられた初代が戦時中の金属供出で失われ、現在の姿は 1991年に再建された2代目 です。初代の前で瓦せんべいを焼き始めた店が、大仏を失った時期をはさんで、いまも同じ兵庫区にあります。
初代が瓦せんべいを焼いてお店を始め、やわらか焼き、瓦まんじゅう、野球カステラと焼き物を増やしながら、二代目・三代目へ引き継がれてきました。投稿では新開地を離れることを「とても寂しい」と書きつつ、移転は「今福進堂に携わっている人達みんなが前進していくための前向きな決断」だと説明しています。
新開地は戦前から映画館と劇場が並んだ神戸の盛り場で、1945年の空襲でその大半を失っています。福進堂が新開地に店を移した昭和23年は、まちが焼け跡から建て直されていた時期にあたります。78年という数字は、新開地の戦後とほぼ同じ長さです。
何を焼いてきた店か
看板は手焼きの 瓦せんべい と 瓦まんじゅう 。瓦せんべいには楠公さん(湊川神社)の菊水の紋と楠木正成公の焼印が入ります。公式サイトによれば、水を一切使わずに焼き上げる昔ながらの製法です。
生菓子は みたらし団子 、 わらび餅 、 季節のフルーツ大福 。焼き菓子には和三盆ロールやチーズブッセ、抹茶のマドレーヌが並びます。
なお、自慢の半生水ようかんに使っていた布引の水は、 2024年に水汲み場が閉鎖されて以降は使用していない と公式サイトに明記されています。
新開地本店以外でも買える
移転しても福進堂のお菓子が消えるわけではありません。以下はいずれも移転先ではなく、いま買える場所です。
- 福茶庵(花隈店) :中原マンション3階。金・土・日・月の11時〜17時。野球カステラ(ヤキヤキ)の実演販売、かき氷、季節のフルーツ大福を扱う
- オンラインショップ :バターサンド、バターカステラ
- マルシェ出店 :7月25日(土)16時からの湊川公園「ラッパッパナイト」、7月31日(金)の ナイトピクニック(東遊園地) など
- 宝塚歌劇大劇場 :人形焼の実演販売
かき氷と野球カステラの実演は花隈の福茶庵の扱いで、手焼きの瓦せんべい・瓦まんじゅうを焼いているのは新開地本店です。9月30日までの営業は8時30分から19時、年中無休。贈答用など数がいる場合は電話で確認しておくほうが確実です。
コメント欄に並んだ新開地
告知の投稿には、7月24日時点で50件を超えるコメントが付いています。目を通すと、この店が新開地でどう使われてきたかが見えてきます。
新開地劇場と大和屋のカレーパンとここのみたらし団子を「新開地の三種の神器」と呼ぶ人。子どものころ店の前でせんべいを焼いていたと母親から聞いた、という人。「ネオン看板は残してほしい」という声。差し入れや帰省の土産にここの菓子を選んでいた、という思い出も並びます。
店舗情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | 株式会社福進堂総本店(告知では「新開地本店」) |
| 住所 | 神戸市兵庫区新開地5丁目2-14 |
| 電話 | 078-575-3125 |
| 営業時間 | 8:30〜19:00 |
| 定休日 | 年中無休 |
| 移転日 | 2026年9月30日(水) |
公式サイトのアクセス案内では、神戸高速「新開地駅」8番出口から徒歩約5分、JR「神戸駅」ビエラ神戸口から徒歩約10分となっています。








