上海から持ち帰った1台の編み機から始まった——加古川と靴下、130年の話
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上海から持ち帰った1台の編み機から始まった——加古川と靴下、130年の話

奈良・東京と並ぶ「日本三大靴下産地」、兵庫県加古川市。明治19年に上海から手回し編み機を持ち帰ったことが起源。加古川東高校生の提案から生まれた「靴下アゲアゲキャンペーン」で、母の日・父の日に感謝を贈る文化が広がっています。

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兵庫県・加古川市は、奈良・東京と並ぶ 「日本三大靴下産地」 のひとつ。しかも兵庫県内の靴下製造事業者の約7割が、この加古川市周辺に集中しています。でもなぜ、加古川で靴下なのか——その始まりは意外にも、上海にありました。

明治19年、1台の編み機が持ち込まれた

1886年(明治19年)、現在の加古川市志方町に住む人物が、中国・上海から手回しの靴下編み機を持ち帰ったことが加古川靴下の起源とされています。

当時の播磨地域は、姫路藩が奨励した木綿栽培が盛んで、原材料が手に入りやすい環境でした。農家の副業として靴下づくりに携わる人が増え、大正時代には自動編み機が導入されるなど技術革新も重なり、播磨を代表する産業へと発展。百貨店で高級靴下として販売されるまでになります。

2000年の危機、そして今

しかし2000年を境に、安価な海外製品が国内市場に大量流入。多くの国内工場が閉業を余儀なくされ、加古川も例外ではありませんでした。

それでも産地としての機能を守り続けた加古川の工場は、現在ではハイゲージと呼ばれる目の細かい高品質な靴下をメインに、徹底した品質管理のもとでものづくりを続けています。130年以上の技術の積み重ねが、「日本製」の価値を支えています。

高校生の提案から生まれた「靴下アゲアゲキャンペーン」

そんな加古川靴下に、新しい風を吹き込んだのは地元の高校生でした。加古川東高校の生徒たちが提案したのは、「家族への感謝にまつわる日に、加古川靴下を贈る文化を広めたい」というシンプルなアイデア。

「靴下を贈られた人の気分がアガる、それを見た贈った人の気分もアガる」——このポジティブな連鎖(アゲアゲの仕組み)をコンセプトに、加古川市が推進しているのが 「靴下アゲアゲキャンペーン」 です。

JR加古川駅周辺の掲示板を靴下でジャックするなど、街全体で盛り上げています。毎年11月11日——日本靴下協会が定めた「くつしたの日」——には、メーカー直売のチャリティーイベント「靴下まつり」も開催。2025年で第29回を迎えた、産地ならではの恒例行事です。

母の日・父の日のギフトとして

もうすぐ母の日(5月11日)、父の日(6月15日)。130年の歴史が作り上げた地元の靴下を、今年の贈り物にしてみてはいかがでしょうか。

「くつしたくん」シリーズはKIPS STORESのオンラインショップ(¥1,000)でも購入可能。カラーはブラック・ホワイト・パープル・イエロー・ピンク・グリーン・ターコイズの7色。

KIPS STORES オンラインショップ


参考・出典

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出典: 兵庫県靴下工業組合・加古川市(PR TIMES)

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KOBE Brighten編集部

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