7月10日 の夕方、西宮神社(兵庫県西宮市)の松林特設会場で開かれている 「あらえびす夜祭」 に行ってきました。福の神・えびす様の総本社で、夏の十日えびす(夏えびす)に合わせて2日間だけ開かれる夜祭です。正式には 「荒戎麦酒祭 ヱビスビールフェスタ」。神社と縁の深いヱビスビールの樽生を片手に、門前町のご当地グルメを松林で味わう。それが毎年の楽しみ方です。
夕暮れの松林に、屋台とビールの列
参道に入ると、両側に白いテントの屋台がずらりと並んでいました。あんこ屋のかき氷、焼きそば、ご当地グルメ。夕日が松の枝の間から差し込む時間帯で、人の流れが途切れません。

松林の会場には立ち飲み用のテーブルが点々と置かれ、木漏れ日の下でビールを片手に談笑する人たちでにぎわっていました。訪れたのは開場して間もない夕方でしたが、テーブルはほとんど埋まっています。ヱビスの樽生は 1杯500円。黒松白鹿の夏酒や冷やし甘酒の飲みくらべもあり、価格やメニューは会場の掲示に出ていました。

参道脇には、酒蔵や地元企業の名前が入った献灯(けんとう)の提灯がびっしりと掛け並べられていました。白鷹に金鷹と、西宮の酒どころらしい顔ぶれです。浴衣姿の親子が提灯の前で写真を撮っていて、夏祭りらしい景色でした。
スタンプラリーは金額を問わず1店1個

今回いちばん「なるほど」と思ったのがスタンプラリーです。両日とも先着500名にスタンプカードとヱビスのステッカーが配られ、飲食店や露店 3店舗分 のスタンプを集めると抽選会に参加できます。ただし ヱビスビールや日本酒などのドリンクは対象外 で、スタンプが押されるのはグルメの屋台や露店での買い物です。対象の店にはスタンプがもらえる旨の張り紙が出ているので、それを目印に選べば迷いません。
おもしろいのは、対象の店ではスタンプが 買った金額に関係なく1店につき1個 という点です。1軒でまとめ買いするより、かき氷をひとつ、焼きそばをひと皿、梅をひと袋、と店を変えて少額ずつ買ったほうが3個が早く貯まって抽選に近づきます。食べ歩きそのものも楽しくなって、一石二鳥でした。
「あらえびす」に金運・勝負運を願う

『あらえびす夜祭』の名は、境内の摂社 沖恵美酒(おきのえびす)神社(通称「あらえびす」)の夏まつりに由来します。1月の「十日えびす」で全国に知られる西宮神社ですが、夏にも『夏の十日えびす』としてこの沖恵美酒神社の祭礼があり、その宵宮(宵あらえびす)と本宮(本あらえびす)に合わせて2日間開かれるのがこの夜祭です。金運・勝負運のご利益で親しまれてきたお社で、朱塗りの門に下がる『あらゑびす』の赤提灯をくぐってひと願いしてきました。
行き方

会場の西宮神社へは、阪神 「西宮駅」えびす口から徒歩約5分、JR 「さくら夙川駅」から徒歩約10分 です。駅からは浴衣姿の人や日傘の人がぽつぽつと同じ方向へ歩いていて、迷うことはありませんでした。
ひとつ気をつけたいのが車です。午後2時以降は境内への車両の出入りができず、お酒を飲む人は自転車・自動車での来場ができません。ビール目当てなら電車一択です。夕方はまだ日差しが強く、18時を過ぎると松林に風が通って過ごしやすくなりました。
宵の松林に、ビールの泡と提灯の灯り。夏の入り口を告げる、電車でふらっと寄れる夜祭でした。
イベント情報
- 開催: 2026年7月9日(木)・10日(金) 16:00〜21:00
- 会場: 西宮神社 松林特設会場(兵庫県西宮市社家町1-17)
- アクセス: 阪神「西宮駅」えびす口から徒歩約5分 / JR「さくら夙川駅」から徒歩約10分
- 入場: 無料(飲食・物販は有料)




