「言い続けてたら夢は叶う」ヴィッセル神戸への想いを、神戸・二宮からピザに込めて|Za'snatch

「言い続けてたら夢は叶う」ヴィッセル神戸への想いを、神戸・二宮からピザに込めて|Za'snatch

「言い続けてたら夢は叶う」ヴィッセル神戸への想いを、神戸・二宮からピザに込めて|Za'snatch

昭和の情緒残る下町・二宮。その商店街でZa'snatchのロゴが記された扉を開けると、そこには外からは想像もつかない、暗闇と光が織りなす「アンダーグラウンド」な空間が現れる。憧れの選手も惹きつけ、夢を現実にした店長・村上さんの物語。

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暗闇の中に浮かび上がる、モダンクラシカルな空間。アンダーグラウンドな雰囲気と洗練された内装が融合した、まるでニューヨークでイタリア人が営むピザ屋のようなこのお店。

ここは「Za’snatch(ザ・スナッチ)」。店名の由来は、ピザの英語スラング「za」と、掴み取るを意味する「snatch」を組み合わせたもの。食べる人の心を一瞬で掴み取る——そんな想いが込められています。

この店で、店主の村上さんは日々、ある夢を追いかけ続けていました。

フィレンツェの街並みから、イタリアンへ

村上さんがイタリアンの道を選んだきっかけは、中学3年生のときに観た映画『冷静と情熱の間』でした。

映画『冷静と情熱の間』で見たフィレンツェの美しさに憧れ、イタリアに惹かれていった村上さん。高校卒業後は北新地のイタリアンレストランへ就職。働き始めて数年が経ったある日、給仕長から「イタリアに行って本物を見てこい」と声をかけられます。短い研修期間でしたが、現地での体験は村上さんの人生を大きく変えました。

特に印象に残ったのは、現地のピッツェリアで食べた一枚のピザでした。生地とオリーブオイル、チーズだけのシンプルな組み合わせ。それなのに、これまで食べたどんなピザよりも美味しかった。

「窯の前に立つピザ職人の姿が、輝いて見えました」と嬉しそうに語ります。

神戸へ、夢を追って

高校卒業から大阪や西宮のイタリアンレストランで約20年間、飲食の道を歩んできた村上さん。その長いキャリアの中で、ずっと抱き続けていた夢がありました。

ヴィッセル神戸が大好きで、いつか自分が焼いたピザを選手に食べてもらいたい——そう思い続けていたのです。

サッカーとの出会いは、2002年の日韓ワールドカップでした。あの大会の熱狂が村上さんをサッカーの世界へと引き込み、自然と地元のチーム・ヴィッセル神戸を応援し始めます。

そんなある日、中学・高校時代の同級生・杉谷さんから一本の電話がかかってきました。杉谷さんは三宮で飲食店を展開していて、近々神戸でピザ屋をオープンするから一緒に働かないかという誘いでした。

西宮から神戸へ。それは単なる転職ではなく、夢への一歩でした。神戸なら、ヴィッセルの選手が来てくれる可能性がある。

その想いを胸に、村上さんは迷うことなくZa’snatchで働くことを即決。

夢は、いつか現実になる——村上さんはそう信じていました。

神戸で一番軽いピザを

Za’snatchが目指すのは、「神戸で一番軽いピザ」。その言葉通り、驚くほど軽快な食感が最大の特徴です。

秘密は、二宮で人気のベーカリー「バカンス」との協働にありました。そのパンのクオリティに惚れ込んだ村上さんは、理想の生地づくりを直談判。何度も試作を重ね、窯の温度と焼き時間を微調整しながら、唯一無二のオリジナル生地を完成させました。

「ピザの耳は残しがち」という方にこそ、ぜひ食べてほしい一枚です。口に運ぶと、まずその軽さに驚かされます。時間が経っても固くならず、最後までサックリと香ばしい。冷めても美味しいこの生地は、ビールやワインを片手に語り合う店のスタイルに完璧に寄り添っています。

村上さんは今日も、一枚一枚のピザに想いを込めて焼き続けています。

SNSが繋いだ、ヴィッセルとの縁

Za’snatchをオープンしてから、村上さんはSNSで発信を続けました。ピザへのこだわり、ヴィッセル神戸への想い、この店で実現したいこと。

そんなある日、その発信がひとつの縁を運んできました。

ヴィッセル神戸の選手関係者の方がSNSをきっかけにこの店を訪れました。その体験が選手間で語られるようになり、次第に他の選手やスタッフの方々にも足を運んでもらえるようになったといいます。

村上さんが焼いたピザを、憧れの選手たちが本当に食べてくれた。想いを語り続けること。それが現実を引き寄せるのだと、村上さんは身をもって感じたと言います。

選手も、サポーターも集う場所へ

村上さんには、もうひとつの夢がありました。それは、この店を、ヴィッセル神戸のサポーターも集える場所にすること。試合のある日もない日も、ヴィッセル神戸の話題で盛り上がれる、そんな場所です。

その夢も、すでに実現しつつあります。

暗めの照明が演出する落ち着いた大人の雰囲気は、デートや食事会にぴったり。そして同時に、ヴィッセルを愛する人たちが日常的に集まる場所にもなっています。

ヴィッセル神戸の選手が立ち寄ることもあり、訪れた選手たちのサインが店内の壁に飾られています。

「これからどんどん増えていくといいですね」と、村上さんは嬉しそうに話してくれました。ピザを通じて会話が生まれ、笑顔が広がっていく——村上さんが思い描いてきた光景が、少しずつ形に、そして広がっています。

ヴィッセル神戸への想いを大切にしながら、SNSで発信を続け、ピザ作りに真摯に向き合ってきた村上さん。その積み重ねが、この店を特別な場所にしました。

Za’snatchの扉を開ければ今日も、村上さんが焼く「神戸で一番軽いピザ」が迎えてくれます。


Za’snatch(ザ・スナッチ)

  • 📍 兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町2-3-15
  • 🚃 JR三ノ宮駅・阪神電鉄 神戸三宮駅より徒歩5分
    • 阪急電鉄 神戸三宮駅より徒歩6分
  • ⏰ 営業時間
    • 月〜金|17:00–22:00(L.O. 21:30)
    • 土・祝|12:00–15:00(L.O. 14:30)/17:00–22:00(L.O. 21:30)
  • 🗓 定休日:日曜日
  • 🍕 ジャンル:イタリアン、ピザ、バル
  • 📱 Instagram: @za.snatch

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Naoki Nakayama

Published on

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