JR神戸駅から徒歩3〜4分。第二法友会館ビルの6階に、ひっそりとしたバーがあるのをご存知ですか?
2025年10月24日にオープンした「cafe&bar 現在地 神戸(カフェ アンド バーげんざいち こうべ)」は、音楽、コーヒー、日本酒、クラフトビール、そして人と人がつながる”居場所”として誕生しました。

店主・井川さんが迎えた人生の転換期。その歩みの先に、井川さんの”現在地”があります。
音楽、介護、デザイン。さまざまな経験を経て
井川さんは、もともと飲食業出身ではありません。長年介護施設の運営に携わり、その前はデザインや音楽業界など、いくつもの業界を経験してきました。
2024年の年明け、体調を崩して前職を退職。突然迎えた人生の転換期を、「15年くらい、自分のこと全部横に置いて仕事してきたから、今度はやりたいことをやろうと思った」と振り返ります。
「日本酒バーをやりたい」と井川さんの相方が考えていたこともあり、資格取得や起業塾など、自分の興味に忠実に動き始めた中で、何となく物件探しに踏み出しました。
開業までの道のり。諦めかけた物件探しと「タイミング」
井川さんは1年以上にわたり物件を探していました。予算的に居抜き物件を理想としていましたが、条件に合う場所が見つからず、一度は諦めていたと言います。
しかし、「物件はタイミング」という飲食経営者の言葉に背中を押され、2025年8月に再び探し始めた矢先、条件に合う物件と出会うことに。

冷蔵庫や家具が揃った居抜きで駅近。人通りの少ない6階というデメリットはありましたが、井川さんは「8割勢いで決めました。神戸という地にゆかりはないけど、これは何かの縁やなと思った」と決断。こうして、神戸駅近くの”空中階の隠れ家”に「現在地」が生まれることとなりました。
店名「現在地」の由来——20年来の決意とバンド仲間
店名「現在地」は、井川さんがリスペクトするバンド「The Groovers」の楽曲に由来します。20代の頃、東京でバンド活動をしていた時から、「いつか店をやるなら”現在地”にしよう」と決めていたと言います。

示し合わせたわけでもないのに、当時のバンド仲間も「店をやるなら”現在地”」と考えていたことが発覚。その仲間は昨年、新宿ゴールデン街で先に「現在地」をオープンしました。
この名には、「うまくいっていようが、最低の状況だろうが、いま立っている場所が”現在地”であり、スタート地点」という、井川さんのテーマが込められています。
日本酒・クラフトビール——20歳から学んだ”本当の味”

井川さんがお酒を深く好きになったのは20代前半。東京・秋葉原のお店で、本物の日本酒と向き合った経験から、「ガヤガヤ飲むより、おいしく飲む」という価値観が根付いています。

熊本出身の相方のつながりを通して、県外にはほぼ出回らない日本酒も扱っています。通販では買えても県外店舗ではあまり扱わない熊本の「花の香」は、珍しい銘柄のひとつ。クラフトビールも、井川さんの個人的な繋がりなどで仕入れた個性的なラインナップが揃っています。
銘柄を固定せず、その時気になったものを取り入れつつ、周りのお店とラインナップが重ならないよう心がけているのだとか。
その日のフードメニュー
お酒に合わせて、フードメニューも充実しています。燻製やチーズなどのおつまみから、日替わりのカレーやパスタといったしっかりした食事まで、その日によって変わるラインナップ。

12月8日からはランチもスタート。平日11:30〜14:00で日替わりランチ3種類を予定しています。落ち着いた店内で、ゆっくり食事を楽しむ——そんな過ごし方ができる場所です。
「場の提供」という想い
井川さんが目指すのは、飲食だけが目的の店ではありません。「ものづくりや発信をしている人の、リアルな発信の場になれば」という思いがあります。

音楽をしていた頃の経験から、「人に助けられてきたから、今度は何かを発信したい人が使える場所を作りたい」と語る井川さん。静かな6階の空間は、12月19日に開催される三味線イベントなど、“発信とつながり”が芽生える場となり始めています。
そんな井川さんは、神戸を盛り上げるためのクリエイター集団がお届けするイベント「KOBE CREATORS JAM」の運営にも参加。2026年4月には、バンドライブ、ダンス、コスプレ、ファッションショーからエアギターまで、幅広いパフォーマンスが集結する第1回イベントが開催されます。「神戸をもっと、クリエイティブな活気ある街にしたい」という想いは、現在地の枠を超えて広がっています。
そして井川さんには、さらに先の夢があります。
「音楽や演劇ができる場所へ、いつか移りたい」
飲食はあくまで入り口。ここで生まれる人と人とのつながりが、やがて音楽や演劇といった大きな舞台へと広がっていく。それが井川さんの描く未来です。
まっすぐじゃなくても、ここにある

音楽、介護、デザイン、そして飲食へ。まっすぐではない道を歩んできた井川さんが作り上げた「cafe&bar 現在地 神戸」。
ここは、日本酒やクラフトビールを楽しむ場所であり、音楽や発信が交わる場所であり、人と人が出会う場所。
うまくいっていようが、最低の状況だろうが、今立っている場所が”現在地”であり、スタート—
そんな井川さんの想いが、この店の空気をつくっています。
神戸駅から徒歩3〜4分の第二法友会館ビル6階。ひっそりとした隠れ家で、一杯いかがですか?
cafe&bar 現在地 神戸(カフェ アンド バー げんざいち こうべ)
- 📍 神戸市中央区多聞通2-1-11 第二法友会館ビル6F
- 🗓 オープン日:2025年10月24日
- ⏰ ランチ:平日11:30〜14:00(日替わりランチ3種類予定)/ 夜:18:00〜ラスト
- 📱 Instagram: https://www.instagram.com/p/DN8b_YwE5CB/
KOBE CREATORS JAM
- 📅 開催日:2026年4月5日(日)
- ⏰ 12:30 OPEN / 13:00 START
- 📍 ライブ会場:神戸VARIT|物販・展示:三宮高架下商店街 ピアザ神戸
- 💴 前売・当日:2,500円(+1ドリンク 600円)
- 🌐 公式サイト: https://www.kobe-creators-jam.com/
- 🎫 チケット: https://eplus.jp/sf/detail/4420250001-P0030001
神戸をもっとクリエイティブで活気ある街にしたい――その想いから始まったKOBE CREATORS JAM。バンドライブ、ダンス、コスプレ、ファッションショー、エアギターまで、多彩な表現が集結します。
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