三宮から電車で20分。JR塩屋駅を降りると、何かが違う。
観光地っぽさがない。チェーン店もほとんどない。坂があって、海が近くて、古い洋館が残っていて、週末だけ開くカフェがある。そういう街です。

塩屋ってどんなとこ?
須磨と垂水の間にある小さな港町で、明治時代に外国人居留地として栄えたエリア。その後、大きな再開発が入らなかったおかげで、古い街の骨格がそのままになっています。
坂の多さ、路地の細さ、海との近さ——そのへんが全部ちょうどいい塩梅で残っている。写真家やアーティストが好んで住んだり、インディーな音楽イベントが開かれたりする理由がわかる気がします。

旧グッゲンハイム邸(神戸市垂水区塩屋町)
塩屋に来たらまずここを見てほしい。1909年建造のスパニッシュ・コロニアル様式の洋館で、白い外壁に赤いテラコッタ屋根が青空によく映えます。
普段は非公開ですが、コンサート・蚤の市・映画上映など月ごとにいろんなイベントが開かれていて、その日は中まで入れます。イベントがない日でも、門の前から眺めるだけで塩屋の空気は十分感じられます。
訪れる前に公式サイトでスケジュールを確認しておくといいです。
塩屋しおみ坂(神戸)
踏切の向こうに海が広がる。それだけの場所なんですけど、この構図がSNSで広まって、今では塩屋を代表する風景のひとつになっています。
電車が通る瞬間を狙ってもいいし、ただぼーっと眺めてもいい。午前中の光が特にきれいです。

神戸市塩屋海岸
駅から数分。整備されたビーチじゃなくて、石と砂利の素朴な浜です。人が少ないので、波の音だけ聞こえる時間が過ごせます。
晴れた日には淡路島と明石海峡大橋がよく見えます。夕暮れ時もいい。


坂道と路地
特に目的がなくても、ふらふら歩くだけで楽しい街です。石積みの坂を登ると古い洋館が出てきたり、細い路地に迷い込んだり。地図を見すぎないほうが塩屋は面白い。


カフェ
TRUNK DESIGN
塩屋ビルの2Fにある、週末だけ開いているカフェ。店内に兵庫県各地の特産品がディスプレイされていて、見ているだけで楽しい空間です。かき氷の「極上生いちご&ミルク」が人気。席は少なめ。
- 垂水区塩屋町3-14-25 塩屋ビル2F
- 金・土・日 11:00〜18:00
- @trunkdesign_insta
Ryu Cafe
Instagram フォロワー1.3万人超えの、塩屋で一番話題のカフェ。ランチは完全予約制で毎月15日正午に翌月分が解放されます。でも喫茶タイム(14:00〜17:00)は予約なしでOK。
同じ建物に台湾雑貨「習習」と文化複合施設「海角」も入っていて、ここだけで結構な時間が過ごせます。
- 喫茶 14:00〜17:00(予約不要)/ランチは完全予約制
- @ryucafe_kobe
mawari
駅からは少し歩きますが、その分ひっそりしていて好きです。季節と心のめぐりをテーマにしたスイーツと軽食の店で、メニューは季節ごとに変わります。テイクアウトも可。塩屋台の高台にあって、来るだけで気分が切り替わる場所です。
- 垂水区塩屋台1-13-1
- 13:00〜18:00
- 塩屋コミュニティバス「塩屋台公園」すぐ(日曜運休)
- @mawari09



こんなふうに歩くといいかも
塩屋に「正しいルート」はないんですが、強いて言えばこんな感じ。
駅を出ると商店街があるので、そこを抜けながらまず旧グッゲンハイム邸へ。すぐ近くにしおみ坂があるので両方まとめて見られます。その後は坂を下って海へ。路地はそのへんをぶらぶらしながら自然に通ることになります。
週末ならTRUNK DESIGNに寄って、午後はRyu Cafeで喫茶。余裕があればmawariまで足を延ばす。全部回っても半日。ゆっくりするなら夕暮れの海まで残ってみてください。
行くなら平日?週末?
カフェ目的なら週末がマスト。 TRUNK DESIGN・Ryu Cafe・mawariはいずれも週末営業が中心です。平日は閉まっていることが多いので注意。
写真が目的なら平日がおすすめ。 週末は人が増えるので、路地や海岸で人の映り込みが気になることも。平日の午前中は特に静かで、塩屋らしい空気の中でじっくり撮れます。
アクセス
三宮から電車で約20分。大阪からも約45分ほどで来られます。
駅を出ると南側がすぐ海、北側が丘の洋館や商店街。エリア全体がコンパクトなので、駅を起点に歩いて回れます。
※ 本記事の情報は2026年3月24日時点のものです。旧グッゲンハイム邸のイベント情報は公式サイトでご確認ください。
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